Saturday, February 7, 2015

あの夏の日

母校の図書館に入って右の方に小さい本棚がある。古本(ふるほん)の買える書棚だ。とても古い本が多いが、時々新しくて面白い本が並んである。

「あの夏の日」の表紙

ある日偶然、日本語の絵本が目に()まった。「あの夏の日」と言う本だ。数ページをめくると引き込まれていった。でも、その時、お金があまり無く、急いでいたから、「もしまた見つけたら買ったらいい」と真剣(しんけん)に考えずに立ち去った。それでまた図書館に行ったら見つけた!今度、何も考えずに一瞬のうちに買った。

「あの夏の日」は長崎の原子爆弾投下(げんしばくだんとうか)の話だ。綺麗な絵がたくさんあり、英訳もあって日本語の知らない人でも読むことができる。


一番好きな一節:
戦争は、相手への(にく)しみや(あらそ)いの心から起こり、
原子爆弾は、恐れと(うたが)いのこころから、生まれました。
しかし、人は同時に、愛するこころ、信じるこころ、
相手を理解し、受け入れるこころも持っています。
そのこころこそ、世界に平和をもたらし、
原子爆弾を不要なものとするはずです。


あの夏の日」の中

内容はとても心を揺さぶるストーリーなのだ。その時代の人たちの日常生活をはっきり伝えているので、悲劇的(ひげきてき)な状況がいっそう浮き彫りになる。


作家は、原子爆弾のような恐ろしい核兵器(かくへいき)を無くすように祈っているけど私は、核兵器の無い世界の実現は無理だと思う。国がそういう力を持つと手放(てばな)すとは思えない。それでは、力の強い国らしくない。でも、核兵器廃絶を主張するのも素敵な夢ではないだろうか。

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